設立趣旨

本学会(ファミリービジネス学会)活動の趣旨について

作成日: 2009/03/02 16:03:23 更新日: 2009/03/02 16:52:08

ファミリービジネス学会設立趣意書

日本企業の太宗は、ファミリー企業(同族企業)であり、日本経済発展における役割は極めて重要である。しかしこれまでは、同族企業に零細・中小企業が多いということもあり、研究調査は企業規模をベースにした中小企業論として取り上げられるか、企業の永続性をベースにした老舗の研究として取り上げられることが多かった。また経営学の対象も専門経営者によって経営される合理的存在としての企業がその中心であった。

ファミリーを中心として経営される多くの企業には、零細・中小企業だけでなく大企業も含まれまた2代以上続くがまだ老舗といわれるほど永続はしていない企業も数多い。規模や永続性をベースにした企業研究ではなく企業経営に大きな影響を与えるファミリーの視点から企業経営にかかわる研究が必要とされる所以である。さらにファミリー企業の経営は、専門経営者による企業経営よりも複雑である。マネジメント課題への経営対応とどまらずファミリー課題やオーナーシップ課題への対応も同時に行わなければならないからである。

こうしたファミリー企業経営研究をより高次元で推し進めるためには、歴史学、家族心理学、経営学、文化人類学など多様な学問分野との積極的な連携やネットワーキングをはかり、研究の相互交流とそれぞれの発展をはかることが必要とされる。さらには研究者に限らず、学術的な研究に関心の高いファミリー企業経営者、コンサルタントなどにも参加を求めて一体的にファミリー企業経営に資する理論や実践の手法を会得することも求められる。

この分野では欧米を中心とした海外での研究が進んでいる。しかし有力なファミリー企業の多くが日本にあることから、ファミリービジネスにかかわる研究者や経営を実践している実務家の研究と交流の場および日本からの発信の場として、新たな学会の設立を提唱するものである。

学会設立の意義

学会設立の意義は以下の通りである。

  • ファミリー企業経営に関する学際的な研究の振興・深化・向上
  • ファミリー企業経営に関する研究者の育成とレベル向上
  • ファミリー企業の効果的・効率的経営活動への理論的貢献
  • ファミリー企業に関する意識の向上
  • 国際的な共同研究・意見交換

学会の具体的活動

  • 投稿論文の審査、学会誌、会報の発行
  • 分科会活動
  • 研究発表会、シンポジウム、セミナーの開催
  • 優れたファミリー企業の表彰
このコンテンツは、ファミリービジネス学会WEBサイトに掲載されているものです。
http://familybiz-academy.jp/
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